さて、こちらの記事で紹介したように、渡豪後最初の2ー3週間はホームステイ・寮・バッパー・エアビーなどに滞在することが多いと思うのですが、慣れてきたら現地でのシェアハウス探しが始まります。
シェアハウスなんて住んだことないし、どうやって探せばいいの??
という方のために、本記事は以下のような疑問を解決できる内容になっています。
- オーストラリアでシェアハウスを探すときのおすすめサイトは?
- シェアハウスを探すときのコツ・契約するときに気を付けることは?
私の実際の体験談と一緒にご紹介していきます!
なぜオーストラリアではシェアハウスが人気なの?
家賃が高いオーストラリア
オーストラリアは家賃が高いんです。
以下のグラフは、過去10年間のオーストラリアの住宅価格を表したものなのですが、各都市平均して10年間で1.75倍 になっています。シドニーがあるNSW州単独で見ると、10年間で土地価格が2.1倍にも増しています!
と、いうことは、もちろん独り暮らし用のアパートなんていうのも高いんです。
例えば、シドニーの都市部でワンルームアパート(スタジオといいます)を賃貸するとなると、週400 ~ 600AUDの出費となります。フルタイムで働いているならまだしも、留学生はパートタイムでしか働けないので、かなり懐に余裕がある人でないと厳しいです。
従って、留学生のほとんどはよりコストを抑えられるシェアハウスに住んでいます。
シェアハウスは、一軒家やアパートのユニットなどを複数人で一緒に住む形式の居住形態で、キッチン・バスルーム・リビングなどを他の人と共有することになります。
一口にシェアハウスに住むといってもいろんなパターンがあります。
Ensuite Room: 一人部屋に加えて、自分専用のバス・トイレがついてきます。
Own Room:一人部屋です。バス・トイレは共用となります。
Shared Room:複数人で寝室もシェアします。
もちろん上から順に、快適度も高いですが家賃も高くなります。
どんなサイトがあるの?
シェアハウスを探すにあたってよく使われているおすすめのサイトは以下の3つです。
- Gumtree (シェアハウス・家具・家電などの売買プラットフォーム。個人的には一番シェアハウスのカバレッジが広いと思います。)
- Flatmates(シェアハウス・ルームを探している人と貸し出したい人をつなぐためのプラットフォームです。比較的新しく、使いやすいUIです。)
- 日豪プレス(オーストラリア在住の日本人向けの情報サイトです。シェアハウス情報以外にも求人・イベント等々の情報がすべて日本語で掲載されています。)
この中でも Gumtree はとてもメジャーで、掲載されているシェアハウス・ルームの件数も一番多い印象です。
まずはGumtreeで探してみながら、他サイトも併用して補完する、という使い方がおすすめです。
Gumtree の使い方・シェアハウスの探し方
それでは、おすすめのシェア探しウェブサイト、Gumtree の使い方・検索の仕方をご紹介します!
人気の物件や条件の良い部屋は競争率も高く、掲載後すぐに借主が決まってしまう可能性があるため、
- ストライクゾーンは広めに検索
- よさそうな物件があれば早めに連絡(数日寝かせない)
- 最初から候補を一つに絞らず、複数案件を同時に見学調整する
- 見学の際それとなく他に入居希望者がいるか探ってみる
のが大事です。
シェアハウス契約の前に必ず確認しておきたいこと
さて、見学を終えて気に入った部屋が見つかったら、決めてしまう前にオーナーに確認しておくべきことがあります。というのも、金銭的なこと・ルール的なことは確認し忘れると住み始めてからミスマッチが起き、トラブルのもとになりがちだからです。
- Rent(家賃)はいくらか
- Bond(敷金)はいくらか
- Bills(光熱費)・wi-fi費用 は家賃に含まれているか
- Minimum Stay(最低入居期間)の要件はあるか
- Furnished(家具つき)かどうか
- 特別なハウスルールはあるか
オーナーへの基本的な確認事項に加えて、自分の状況に応じて以下のようなことも検討しておくと、他物件と比較しやすくなりさらに良いかと思います。
- 学校・職場への交通の便はよいか
- キッチンやバスルームなどの共有スペースのきれいさ・汚さは許容範囲か
- 車・自転車を購入予定の場合、駐車スペースがあるか
私のシェアハウス探し体験談
私の場合は、こんな風に条件を分けて設定してシェアハウスを探しました。
- オウンルーム
- Furnished(家具付き)
- レントは光熱費込みで最大220AUD/週
- できれば大学まで徒歩で通える
- できれば水回りがきれい
おすすめなのは、絶対に譲れないシェアハウスの条件とフレキシブルな(あったらいいな的な)条件を分けて考えることです。
少なくともMUST条件を満たしていれば、どんどん見学のアポを入れていきます。あまり多くの条件を設定してしまうとそもそもの物件母集団が狭められてしまったり、実際見学してみるとSHOULD条件を満たしていなくてもそれを上回るメリットがあったり(シェアメイトがすごくいい人、同じ職業・学部に通っている、意外とそのサバーブの雰囲気が好き 等々)するからです。
見学して損することはあまりなくて、予想と違ったとしても英会話の練習になりますし、比較対象・判断材料が一つ増えるだけです。なのでどんどん見学のアポを入れてくことをお勧めします。
私は渡豪した直後大体3日間かけて8件ほど見学した後、一番条件に合いかつシェアメイトの雰囲気が一番好きだったところ(オーストラリア人のオーナーの子と韓国人の子との3人シェアハウス)に決めました。かなり居心地がよくて、結局大学院を卒業するまで2年間住みました。
スペックとしては、
家具付きオウンルーム・週200AUD(光熱費・Wifi費込み)・大学まで徒歩25分・最寄りのバス停まで1分。
ハウスメイトとは友達になり、今でも連絡を取り合っています。
まとめ
今回は、オーストラリアでの一般的な滞在方法 シェアハウスの探し方について紹介してみました。
渡豪して間もないころに探し出さなくてはならないため最初は腰が重いかもしれませんが、現地における自分の交友関係・所属コミュニティを広げるとてもいい機会になります。シェアメイトと仲良くなることはもちろん、シェアハウスの見学ですらきっかけとなり、友達になった話もよく聞きます。
というわけで、今回はシェアハウスの探し方についてでした!