【経験談】「NCC総合英語学院」が留学準備に効果的だった話

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NCC総合英語学院って聞いたことありますでしょうか?

そう、あの怪しいランディングページで有名な東京にある英語塾です。

私がNCC総合英語学院に出会ったのは、数年前の会社帰りのコンビニで(今はなき)ケイコとマナブを立ち読みしていた時のことです…!

ご存知ケイコとマナブはスキルアップ・資格取得系の情報雑誌なのですが、語学関連学校の紹介ページで、NCCが掲載されていました。紙面からでも明らかにほかの語学学校といろんな意味で雰囲気が違い、すごく気になり、ネットで調べた後、学院に電話をしたのが始まりでした。

その時の目的はIELTS受験でも留学でもなく仕事のためだったのですが、結果的にばっちり留学対策にもなったので、今回は私がお世話になったNCC総合英語学院をご紹介します!

この記事を読むと、以下のことが分かります。

  • NCC総合英語学院ってそもそもどんな英語学校?
  • NCC総合英語学院ってスパルタって聞くけど授業や宿題はどんな感じ?
  • 留学準備としてはどう?
目次

NCC総合英語学院とは

百聞は一見に如かず。こちらのサイトから雰囲気をびしびし感じていただけるのではないでしょうか… 。

NCC総合英語学院は、永田 久和 学院長(国際会議同時通訳者)を中心に構成された通訳者のコミュニティが発祥だそうです。

学院のフォーカスは、言語形成期(~10歳まで)を過ぎた大人たちが英語を習得できるようにサポートすることです。

学院が掲げている理論に「TP指導方式」というのがあります。

TP指導方式 とは、日本人講師による「理論演習」&英米人講師による「実践演習」 を体系的に融合した指導法です。


言語形成期(0~10歳)を過ぎれば体験的言語習得能力が失われ、外国人との接触や海外体験を偏重した自然体得学習だけでは上達しない。


よって、英米人による実践演習以前に、生徒と同条件で習得した日本人講師が必要。


しかし、仮に日本人講師の指導でも、母国語(日本語)の理解を無視し、英語オンリーの環境や方法で自然体得に依存する学習法、また、丸暗記や単なる文法の理解では、成果は望めない。


日本人講師の授業には、日本語を母国語とするノンネイティヴが敢えて英語を話すためのノウハウ、通訳者等のプロが英語を自在に操るための英文構成法、つまり<英会話理論>の演習指導が不可欠。

引用元:NCC総合英語学院 TP指導方式

TPとは Theory & Practice のことです。

つまり、理論や文法を日本人講師から教わりながら、同時にネイティブ講師とのディスカッション実践の場を持つのが大事である、という方針です。

ちょっと他の英会話教室とは違いますよね。

そして、先生方が真剣に生徒のことを考えてくださるため、生徒側にも真剣に学習する姿勢が求められますし、ちゃんとコミットできるか入学の際に再三確認されます。

Jenny

にもかかわらず、入学希望者は多いようで私の時は2ヶ月ほどクラスの空きを待ちました

入学時レベルチェック・クラス分け

入学時には、筆記とスピーキングのレベルチェックがあります。

筆記は文法とライティングがメイン、スピーキングは口頭英作文がメインで、先生が話す日本語を英語に即時訳す、というものです。

最初は短く簡単な文章から始まり、最後は15~30秒の文章を日本語から英語に通訳します。

口頭英作文とは?
NCCではスピーキングは口頭で瞬時に行う英作文と考えています。NCCの授業はすべて、この口頭英作文の反射神経・正確さを高めることを目的としています。

もちろん、数十秒の文章など訳せるわけがなく、私は本当に短い文章しか答えられませんでした。

そして結果的に、中級のクラスに入ることになりました。

NCCでは21段階という細かいレベル分けがされています。抜粋すると、

Level 1 ~ 3 プロの会議通訳者・同時通訳者レベル
Level 4 ~ 6 セミプロレベル・一般学習者レベルは超える
Level 7 ~ 9 一般学習者の最高レベルを目指す(TOEIC 900, 英検一級)
Level 10 ~ 12 日常会話ができる、仕事での中級英語活用を目指す
Level 13 ~ 15 完璧な日常会話とベーシックなビジネス英会話
Level 16 ~ 18 基本日常会話
Level 19 ~ 21 アルファベットから指導

と、本当に幅広い学習者に対応しているのが分かります。

実際、私が中級クラスにいたときには

  • 交換留学前の大学生
  • 海外派遣前の医療従事者
  • 海外赴任からの帰国者
  • 貿易事務をされてる方

などなど、様々な方がいらっしゃいましたが、皆さん学習の目的が明確でした。

授業スケジュール・宿題

NCC総合英語学院には週1回コースと週2回コースがあります。

週2回通われてる方の方が多かったです。受講料は、週2回1年間で税込412,500円です。

一見お高い買い物に見えますが、

  • ネイティブ講師との実践演習 2時間 / 週
  • 日本人講師による口頭英作文授業 2~3時間 / 週

プラス、個別質問や個別課題の相談などなどがすべて含まれた値段で、実際には比較的良心的な価格設定だと思います。

Jenny

私の場合、仕事終わりの水曜日20:00~でネイティブ講師の授業、土曜日18:00~日本人講師の授業を約1年受講。そのあとは半年ほど日本人講師の授業のみ週1回受けていました。

ネイティブ講師との授業内容

グループ授業です。毎週課題のプリントが2~3枚配られます。

プリントには、ちょっとしたリーディングとそれに付随する複数の問題文が書かれていて、宿題として意見を考え、口頭で回答する練習をしてきます。

そして、授業中に順番に自分の(練習してきた)意見を英語で話し、講師と受け答えをすることで、よりよい・または正しい表現に改善していきます。

日本人講師との授業内容

こちらもグループ授業です。大体10~13人くらいだったと思います。

こちらも毎回宿題チェックから始まります。宿題は毎週、テキストの範囲に合わせて以下のものが出ます。

  • 口頭英作文の暗記暗唱
  • 単語の暗記
  • 簡単な会話表現の暗記
  • 通訳練習

授業前日に詰め込みというのは本当に意味がないので、宿題は基本的に毎日反復暗唱して練習するようにアドバイスされます。

そして、宿題チェックでは、宿題の範囲の日本文・日本語を講師の方が言うので、あてられたら英語に訳して答えていく、というものです。

答えられなかった場合は隣の人にすぐうつってしまいます。

教室は小さめの部屋にイスがずらっと壁伝いに並んでおり、この順番で回答していく感じです。

宿題チェックの後は、新しい範囲の口頭英作文の仕方を学びます。

基本的には、日本語を瞬時に英語に訳す練習なのですが、講師の方からより万能・便利な表現・言い回しを学んでいきます。

最後の締めは、通訳練習です。通訳を目指してないクラスでもやります。簡単な文章の逐次通訳をメモを取りながらしていきます。

毎回授業の後は、疲労と達成感を感じます(笑)

スパルタと言われることもあるようですが、私はそんな風に感じたことはなく、講師の方々は親身に個別の目標に応じた相談にのってくれますし、希望者には通常の宿題に加えた特別課題も出してくれます。

NCCは英語資格試験の対策として通うのもありなんですが、NCCの信念とするところは、英語総合力をつける・あげる、そうそればテストの結果はおのずとついてくる、ということのようです。

留学準備としての効果は?

Jenny

肝心な留学準備としての効果なんですが、あります

そもそも私がNCCに通い始めたのは留学のためではありませんでした。

ところが、以下の記事でお話ししたのですが、IELTSを受験した際、初回準備なしでスピーキングは6.5を取ることができました。

初回は本当にスピーキングの準備をしなかったので、純粋にNCCでの練習が効いたのだと思います。

また、オーストラリアに来てすぐにシェアハウスを探したり、銀行口座を開設したりしたのですが、基本的な会話は問題なく対応できました。

あ、あと余談ですが、NCCではイングリッシュネームを使います!これはネイティブの先生も覚えやすいようにということだったと思うのですが、私はNCCで決めたイングリッシュネームをオーストラリアでも使っているので、その意味でも役立ちました(笑)

大人になってしまったけどもう一度真剣に英語を学びたい、英語学習において明確な目標がある、コミットする時間と覚悟がある、という方にはぴったりな学校だと思います。

というわけで、今回はNCC総合英語学院の紹介でした!

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