留学中だと、学期中は課題のせいでなかなか忙しい日々が続きます。
でも、オーストラリアの大学にもちゃんと長いホリデー期間はあります!夏休み・冬休み・イースターホリデーなどなどの長期休暇には、遠めのところに旅行をしたり、フルタイムで働いてみたりと学期中にしたくてもできなかったことをする時間がたっぷりあります。
大学だと3年間と結構時間があるんですが、大学院だと2年間しかないので、正味2-3回くらいしか長期休みのチャンスがありません!
・留学中って長期休暇はどう過ごすのがおすすめ?
・忙しくて長期休暇の過ごし方を考えてなかった!急に時間ができたけど何しよう?
という方のため、今回は以下の疑問に答える内容となっています!
- そもそもオーストラリアの大学・大学院の長期休暇はどれくらい?
- 後悔しない有意義な留学中の長期休暇の過ごし方を知りたい!
オーストラリアの大学の夏休み・冬休みはいつ?
まず、オーストラリアの大学はいつからいつまでが長期休暇なのでしょうか??
大学にもよるのですが、大体2学期制・3学期制をとっている大学が多いです。私が通っていた大学は2学期制だったのですが、
冬休み:6月中旬~7月中旬の1か月間(南半球なので”冬休み”です)
夏休み:11月中旬~2月中旬の3か月間(南半球なので”夏休み”です)
と、1年を通してみると合計4か月間もフリーの期間があるんです。
日本に帰国するのもありなんですが、もし帰国せずオーストラリアにいるのならば貴重な完全フリーの期間、ぼーっと過ごすのはもったいないですよね。
私が大学院に通っていたころを振り返ると、もっと前もって計画をたてておけば休みを有効に使えたなあ、ちょっと反省、と思うのです。私と周りの留学生の経験を踏まえて、今回はどんな過ごし方が定番パターンかというのを紹介します。
長期休暇中の有意義な過ごし方4選
インターンシップをしてみる
オーストラリア企業は大中小問わず、まだ勉強中の学生をインターンとして受け入れる文化が強く根付いています。
しっかり条件を確認する必要はありますが、有給のインターンシップも多くあります。オーストラリアに学生ビザで滞在していると、学期期間中は週20時間までしか働けないのですが、長期休暇期間中にはフルタイムで働いてもよいことになっているんです。
特に、卒業後もオーストラリアでの就職を考えている場合には、スキルアップ・実績を積む・オーストラリア企業文化に慣れるとてもいい助走期間にもなります。
私も長期休暇中にインターンを始めたのですが、これまでオーストラリアの企業で働いたことがなかったので、労働文化の違いや職場で使う英語など学んだことがたくさんありました…!
社会人になってから留学に来ると、これまで貯めてきた貯金残高が日々減りゆく一方というのは、とっても精神的につらいです(体験談)。そういった意味でも、長期期間中であればフルタイムでしっかりと稼げるので、経験が積めることに加えて一石二鳥です。
長期休暇インターンシップの募集は、大学専用の求人ポータルに載ることもあれば、以下の記事でご紹介したような、一般の求人サイトに載ることが多いです。
私や周りの友達がしていたインターンシップの例は
- QAエンジニア インターン
- AIエンジニア インターン
- データアナリスト インターン
- ソフトウェア開発 インターン
など、専攻に関係するものがほとんどでした。
休暇の始まる2~3カ月前くらいから募集開始をする企業が多いので、しっかり学期期間中から早めに求人をチェックして応募しておくのが大事です!
アルバイトでしっかり稼ぐ
メリットとしてはインターンシップと被るのですが、この期間に生活費・学費をまとめて稼ぐことができることです。
2021年7月時点でのオーストラリアの最低時給は20.33 AUDです。カジュアルの場合さらに25%の上乗せがあるため、時給は25.41AUDとなります。
25.41AUD × 40 時間 × 4 週 = 4,065.6AUD
カジュアルで1か月間フルタイムで働くと、最低でも 4,065AUD の収入を得ることができます。これって学生からするとすごく大きいですよね!
ちなみに、オーストラリアの物価と賃金は上がり続けていて、最低時給は大体年に2%前後の割合で増加しており、過去10年間で5AUDアップしています(参照: 9News)。
フルタイムで働いていた留学生の友達の例としては、
- バリスタ
- 携帯修理ショップスタッフ
- 革靴屋さんでの販売員
- かばん屋さんでの販売員
などなど接客系が多かったです。
オーストラリア各地を旅行する
これは正直、留学中お金があればもっとしたかった!と個人的に思うことのひとつです。
シドニー・メルボルンなどの都市部もいいんですが、ケアンズのグレートバリアリーフとかノーザンテリトリーのエアーズロックとか世界最大級の自然が楽しめる場所もたくさんあるんです。
私は在学中の冬休み中(6月中)に学部の友達と一緒にエアーズロックに行ってきました。
ブリスベンからエアーズロックまでは飛行機で3時間半くらいで行けて、現地には日本からの観光で来ている方がたくさんいました!サンセットとサンライズも見られて、疲れた心も洗われます。
オーストラリア国内旅行を予約するときには、大体
留学後帰国を予定している留学生の子は特に、いる時間も限られるということでホリデーのたびにオーストラリア各地を巡っていました。
- NSWでブルーマウンテン観光
- バイロンベイでリゾートを満喫
- アデレードでワイナリー散策 など
資格取得の勉強・ポートフォリオの作成
これも、周りの留学生に多かったです。コンピュータサイエンス専攻の子は、休暇中にアプリを作って就活の際実績として見せられるようにしたり、ハッカソンに参加したりしていました。
あとは、スキル系で永住権を目指している場合英語試験での高得点が(ここ数年は)ほぼ必須なので、英語の勉強・試験勉強にあてる子も結構いました。
という私も、1年目の夏休み期間を使ってPTEという英語試験の勉強をし、2回受験もしました!PTEは高得点を狙うならおすすめの英語試験なので対策の記事も今後書いていきたいと思います。
大学院を卒業してからだと、仕事を探したり、または仕事を始めたりして対策に時間のかかる試験にかけられる余裕がそんなにありません。なので、資格取得や勉強をとことんやりこむ期間としても有効に活用できます。
例として留学生の友人たちが取り組んでいたのは、
- React を使ってアプリの制作
- シスコ CCNA の勉強・受験
- PTE Academic の勉強・受験
- NAATI CCL の勉強・受験
など、卒業後の就職に有利に働くような資格や永住権につながる資格の勉強が多かったです。
結局優先したいこと次第
ということで、オーストラリア留学中おすすめのホリデーの過ごし方を紹介してみました!
「留学中の長期休暇ってどう過ごしてる人が多いんだろう?」と思っている人がいたら、ちょっとでも参考になったら幸いです。
※長期休暇の過ごし方に正解なんてないので、自分のその時の優先順位によるので正直何でもいいと思います。もし、疲れてるならしっかり何もしないで休めばいいし、買ったけど読んでない本がたまってるなら本を読みたいだけ読めばぜんぜんいいです。
大学・大学院留学は長期戦です。緩急をつけて、頑張る時期は頑張る、頑張らない時期はだらけるでいきましょう!